BEAMCURE Solution は「持続可能」で、「より効率的」な陸上養殖を実現します。 もっと詳しく知る

BEAMCURE SOLUTIONS

~ 持続可能性と効率性を両立した、次世代の陸上養殖へ ~

私たちは、環境にやさしく、より高い生産性を実現する革新的な陸上養殖ソリューションを提供しています


BEAMCURE


~ 最先端の光技術とIOTで実現する、革新的な陸上養殖支援システム~

私たちのシステムは、特殊な光とAIを融合させ、養殖環境の最適化と生産効率の向上を実現します。

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プロダクト

当社は、養殖業における魚病対策と生産性向上に貢献する、最先端のFar-UVC照射システムとデータ解析サービスを提供しています。
BEAMCUREは、特定の波長(222nm)の紫外線を照射することで、水中の病原性微生物を安全かつ効率的に不活化します。
魚類や人体に安全な低出力でありながら、高い殺菌効果を発揮することが特徴です。
BEAMCURE は、Far-UVC照射システムの稼働データや水質データ、魚の成長データなどを統合的に解析し、
魚病リスクの早期予測や最適な照射条件の提案、生産効率の改善策などを提供するクラウドベースのサービスです。

Far-UVC照射システム

IoT 技術を活用した養殖水槽の一元管理システム

特許出願中
本システムは特許出願中です(特願2025-063854)。

魚病感染症が増えている背景

近年、養殖業においては以下のような背景から魚病感染症のリスクが増大しています。
〇 養殖規模の拡大と高密度化:より多くの魚を限られた空間で飼育する傾向が進み、病原体が蔓延しやすい環境となっています。
〇 地球温暖化による水温上昇:水温の上昇は、一部の病原性微生物の活性を高め、魚の免疫力を低下させる可能性があります。
〇 薬剤耐性菌の出現:従来の抗菌剤に耐性を持つ病原菌の出現が報告されており、治療が困難なケースが増えています。
〇 国際的な魚介類の流通:病気が国境を越えて広がるリスクが高まっています。
これらの要因から、従来の対策だけでは魚病の発生と蔓延を十分に抑えることが難しくなっており、新たな対策技術が求められています。

Far-UVCとは?

Far-UVC(遠紫外線)とは、波長200-230nmの紫外線のことです。特に222nmの波長は、従来の殺菌用紫外線(UVC、254nmなど)と同様の高い殺菌効果を持つ一方で、生体の皮膚や眼の表面にあるタンパク質に吸収されやすく、細胞の核(DNA)まで到達しにくいため、人体への影響が極めて小さいとされています。

病原性微生物(細菌やウイルスなど)は非常に小さいため、Far-UVCが細胞核内の遺伝子(DNAやRNA)を損傷させ、不活化することができます。当社のFar-UVC照射システムは、この特性を利用し、養殖水中の病原体を安全かつ効果的に減少させることを可能にします。

Far-UVCは波長207~222nm(主に222nm)と極めて限定された波長の紫外線です。

紫外線の波長ごとの応用例

殺菌のメカニズム

透過性の違い

・UVC ・Far-UVC
DNAを損傷
・UVC 細胞表皮の深部(生きた細胞)まで到達
・Far-UVC 表皮上部にある角質層(死んだ細胞)で吸収
深部までは到達しない

養殖へ活用するメリット

〇 高い殺菌効果: 細菌、ウイルス、真菌など、幅広い病原性微生物に対して有効です。
〇 魚類への安全性:適切な照射条件下では、魚への悪影響はほとんどありません。
〇 薬剤耐性菌対策:物理的な殺菌方法であるため、薬剤耐性菌にも有効です。
〇 環境負荷の低減: 消毒薬の使用量を減らすことができ、環境への負荷を軽減できます。
〇 生産性の向上:魚病の発生を抑制することで、斃死率の低下、成長促進、品質向上につながります。
〇 予防的な対策: 病気が発生する前からの導入により、感染リスクを低減できます。
〇 自動化・省力化:連続的な照射により、消毒作業の自動化・省力化が可能です。

BEAMCURE

従来のUVC

オゾン

化学薬品

バイオティクス

特徴

• 人体に優しい

• 殺菌効果あり

• 強い殺菌効果

• 気体

• 強い酸化作用

• 殺菌,脱臭に有効

• アルコール

• 次亜塩素酸ナトリウム

• 過酸化水素

など多種

• 微生物を活用

• 有害菌の抑制

• 健康促進

魚介類の安全性

病原菌の不活化

コスト

魚介類が生育する水槽への紫外線照射が、ついに可能に!

従来の紫外線照射は、魚介類に悪影響を及ぼす可能性があるため、水槽内の生体を一時的に別の場所へ移動させる必要がありました。
この作業には多大な手間と時間がかかり、作業効率の低下や魚介類へのストレスも避けられない課題でした。

しかし、当社の革新的な技術により、魚介類が生育している状態のままで、安全に紫外線を照射できるようになりました。
これにより,水槽内の衛生管理がこれまで以上に簡単かつ効率的に行えるようになり,作業工程の大幅な短縮とコスト削減が実現します。

安全性に関する認証情報や学術的なエビデンス

東京海洋大学との共同研究として、”Thailand”においてバナメイエビの品質保持を目的とした照射試験を実施致しました(2024年8月~12月)。

Far-UVC照射

照射条件:(1時間当たり15分)
水槽全景
水面 (半透明)

エアレーション・チューブ(バイオフィルム少ない

無照射

水槽全景
水面 (濁り)

エアレーション・チューブ(バイオフィルム多い

  • 〇 水質悪化を防止
  • 〇 微生物の増殖を抑制
  • 〇 バイオフィルムの発生を抑制

Far-UVC照射

水質改善事例_写真3-1
水中の菌数

5.00 × 101

(単位:CFU/mL)
エビ体表面の菌数

1.50 × 102

(単位:CFU/mL)

無照射

水質改善事例_写真4-1
水中の菌数

1.74 × 104

(単位:CFU/mL)
エビ体表面の菌数

1.32 × 104

5.00 × 102

(単位:CFU/mL)
  • 養殖水中のバクテリア増殖を最大 99.7% 抑制
  • エビ体表面のバクテリア増殖を最大 99.8% 抑制

データサービス

当社のデータサービス BEAMCURE は、Far-UVC照射システムの導入効果を最大化し、より高度な養殖管理を実現するための包括的なソリューションです(順次、以下のサービスを提供開始予定です)。

  • 〇 リアルタイム監視:Far-UVC照射システムの稼働状況(照射時間、強度など)をリアルタイムで監視し、異常を検知した場合にアラート通知を行います。
  • 〇 水質データ連携:水温、pH、溶存酸素などの水質センサーと連携し、Far-UVC照射の効果との相関関係を分析します。
  • 〇 魚体データ分析:魚の成長データ(体重、体長など)や摂餌量などのデータを収集・分析し、Far-UVC照射が成長や食欲に与える影響を評価します。
  • 〇 病歴データ管理:過去の魚病発生履歴や治療記録などを一元管理し、将来の魚病リスク予測に活用します。
  • 〇 AIによる最適化提案:蓄積されたデータとAIアルゴリズムを活用し、最適なFar-UVC照射条件、早期の魚病兆候の発見、効率的な給餌管理などを提案します。
  • 〇 レポート機能:定期的なレポートを通じて、養殖場の状況や改善点などを分かりやすくご報告します。
  • 〇 遠隔サポート:データを通じて、専門家による遠隔でのトラブルシューティングや運用サポートを提供します。

BEAMCURE を活用することで、養殖業者は勘や経験に頼るだけでなく、科学的なデータに基づいた意思決定が可能となり、より安定した生産と収益の向上を実現できます。

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